PRELIBRI

STILL LIFE

[BOOKS]

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「STILL LIFE」
一之瀬ちひろ著 PRELIBRI発行

  • ペーパーバック: 144ページ
  • 出版社: PRELIBRI(ビー・エヌ・エヌ新社) (2015/10/13)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4861009995
  • ISBN-13: 978-4861009990
  • 発売日: 2015/10/13
  • 商品パッケージの寸法: 21.6 x 15.4 x 2 cm
  • 税込 3780円(税抜3500円)

 

 

内容紹介

注目の写真家一之瀬ちひろが、
約11 年間に亘り撮り続けてきた、
東京、ロンドン、バーゼル、
アムステルダム、ウィーン、バンクーバー、
ニューヨーク、陸前高田などの日常。
そこで出会った人々の部屋。
生暖かく、拭えない人の営みの痕跡。
強く声を荒げるのではなく、
ささやくように、その一瞬をそっと留めた、
「まなざす」行為が収録された写真集。
(解説文:松浦弥太郎)

本作はクラウドファンディング
『IMA FANd!』により
80 名もの支援者の協力を得て、
自身とデザイナー小熊千佳子との
ブックレーベル「PRELIBRI」(www.prelibri.com)
からの発行を実現しています。


松浦弥太郎氏推薦!
「およそ9 年間に亘った暮しの手帖社での日々の中で、
一之瀬ちひろという写真家の存在は最大の発見だった。」

著者について

1975年東京生まれ。2012年「KITSILANO」(ニコンサロン)を
開催。2014 年JAPAN PHOTO AWARD IMA 編集長太田睦子賞
受賞。作品集に『ON THE HORIZON』(ARTS AND CRAFTS)、
『KITSILANO』(PRELIBRI)がある。雑誌『暮しの手帖』第4世
紀55~67 号の巻頭扉写真を担当。

 

ここに集めた写真は、2004年から2015年にかけて約11年間、撮り続けてきた十数都市(ロン ドン、NY、アムステルダム、バンクーバー、ウィーン、バーゼル、南相馬、陸前高田、東京など)の部屋の写真です。このシリーズを暫く続けた後、なぜ私は 些細な日常の、誰の注意もひかないような光景を撮りためるのだろうと、問いなおしました。部屋の写真は、すべて私という個人を起点に、そこからつながって 出会った人たちの部屋です。私は、私のまわりにはどんな日常があるのか、私や彼らの日常はどのように保たれているのか、私個人のつながりをたどって、知り たいと思っています。そして私たちの日常は、見えないくらい薄く透きとおる布でつつまれるように、この社会におおわれていると感じています。

私 たちの日常には、見落としてしまいそうな些細なこと、または理解や把握ができないくらい大きなことが日々起こり、これらの出来事に対して、語るべきふさわ しい言葉をみつけることができません。私は説得や腕力とは違ったかたちで、この語るべき言葉を持たない出来事たちを、写真に現したいと思いました。

写 真集のタイトル『STILLLIFE』は「静物画」という意味です。静物画は17世紀のオランダで始まりました。17世紀オランダの画家たちははじめて日 常の生活風景をまなざす、という新たな視点を発見しました。「日常をまなざす」ことは現代の私たちにとっては当たり前のことのよう思われますが、ある時代 では発見しなければ得られないものだった、ということに気づかされます。

The pictures in this booklet, which I’ve collected over the course of eleven years (2004-2015), capture aspects of some rooms located in London, New York, Amsterdam, Vancouver, Vienna, Basel, Minamisoma, Rikuzentakata, and Tokyo. After some time, I began to ask myself what it is that triggers my interest in every-day images that don’t convey anything special or out of the ordinary. The rooms I’ve photographed are places where people who I have encountered in my life actually live. I learned what kinds of day-to-day routines go on around me, and what it is that holds these lives together (both their lives and mine) based on my own relationships. Then, I noticed that society envelops all of us almost like thin, transparent clothes.

It is not always easy to find appropriate expressions for ungraspable, but important events that continuously happen throughout our daily lives. I’ve noticed that I’ve naturally gravitated toward using photography as my language to tell the wordless stories of our daily routines.

The title of this book, “STILL LIFE,” is derived from still life paintings by seventeenth century Dutch painters, who depicted scenes from daily life, creating a new and unprecedented perspective in art. “Referencing daily life” is considered natural for us today, but in the past the ordinary was often left unnoticed.

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