PRELIBRI

KITSILANO

[BOOKS]

 

BOOK 006 「KITSILANO」

2012年12月 PRELIBRI一之瀬の銀座ニコンサロンで行われた同名写真展作品集。

トレーシングペーパーや、うっすら透けるほど薄い紙に印刷された情景が、

重なり新たに立ち上がるイメージ。ゆらぎの上で刻一刻と変わる日常。

そのうつろいゆく一瞬を追体験していただけるような本としました。

ページをめくるという行為の、時間のレイヤーを閉じ込めることのできる本という形態。

薄く儚い感触とともに体感してみてください。

 

「KITSILANO」

A4 32P オールカラー 初版50部

KITSIKANO展示挨拶文より。

半年かかってようやく屋根裏に暗室ができた。
作りながら薄々感じていたことが明確になった。アトリエが家全体へと拡がった。そしてそのことと、自分が作品だと思っている境界がどんどん拡がっていく感じが、同期している。緩やかに制作と生活がお互いに溶け出して、どっちがどっちでもそんなことは全くどうでもよくなっていくような。どこからどこまでが写真でどこからどこまでが写真ではないのか、自分でもわからなくなっていくような。

日々さまざまな要素が比重やバランスを崩したり、揺らいだりするので、そこには何かを中心として成り立つような構造を発見できない。結局のところその場の状況を渾然と感じるしかないのだな、と思う。唯一の結論に向かって行くものではない、なにかを見たいんじゃないかな、と思う。

 

 

 

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